自然探究部・盛夏の活動
8月3日(日)自然探究部は三重県の赤目四十八滝へと足を運びました。少雨の影響で滝の水量は控えめながらも、連なる滝が織りなす渓谷の遊歩道を、最上流までじっくりと散策しました。道すがら、部員たちは植物の息吹に耳を澄ませ、岩陰に潜む生き物たちの気配を感じながら、自然との対話を重ねていきました。

そして、旅の終盤には野生のオオサンショウウオが手の届くところに現れました。その姿は、まるで太古の記憶を宿したかのように神秘的で、部員たちは息をのみながら、泳ぎを見守りました。冷たい水に足を浸し、命の鼓動を肌で感じるその瞬間は、教室では決して得られない、かけがえのない学びとなりました。

赤目の渓谷で過ごした一日は、自然の奥深さと、命の尊さを心に刻む旅となりました。